父からキヤノン(Canon)FT QLを譲ってもらいました



実家に帰省した際、蔵の中にある衣装ケースに入っていたフィルム一眼レフカメラ。
キヤノン(Canon)FT QLが出てきました。レンズにも目立つカビも無く、外観の程度も1966年のものとは思えない位に程度がよいものが出てきました。でも、ファインダーを覗くと、液だれ?のようなシミがありましたが、撮影時には問題なさそう。

発売当時は約6万円位したカメラのようですが、父親もこのフィルムカメラの存在を忘れていたし、使わないということなので、譲ってもらうことにしました。

キヤノン(Canon)FT QLは、1966年(昭和41年)に発売された機種

キヤノン(Canon)FT QLは、「梟(ふくろう)の目を持つ一眼レフ」というキャッチフレーズで1966年に発売され、約5年間に渡り生産されました。

TTL露出計を組み込んだ一眼レフは、キヤノン(Canon)で2台目、画面中央12%の光を捉えて測光する「中央測光方式」でした。

機種名にもある「QL」はクイックローディングの頭文字から付けられたのでしょうか?
フィルム充填時の失敗を防ぐ「クイックローディング方式」を一眼レフでは初めて搭載されました。

名称 FT QL
製造 キヤノン
露出制御 マニュアル
測光方式 TTK絞込み 定点合致中央部分測光方式CDS
測光範囲 EC3-18
ASA感度 25~2000
シャッター制御 機械式制御 布幕横走りフォーカルプレーン
視野率 上下92%
サイズ 144×94×100mm、740g

 各部の説明

キヤノンFT QL

巻き上げレバー

父親が購入した時期が発売時期と同時期と考えると約50年前の機種。
フィルムは入っていない状態ですが、巻き上げレバーもしっかりと動きました。
約180°近い巻き上げストロークがあります。

シャッターボタン

デジタルカメラのシャッターボタンに比べ、細長い形状のシャッターボタン。
初めてマニュアルフォーカスのカメラに触れましたが、シャッターが切れるまでのストロークが長いです。
さらに、シャッターが切れるタイミングが計りにくい印象です。

シャッタースピードダイヤル

シャッタースピードダイヤルは、シャッター速度1~1,000までの速度が選択できます。
1000の次に「X」があります。「X」は、スピードライト(フラッシュ)を接続した際に使用します。「X」にした時のシャッタースピードは、1/60になり、ストロボ発行中の短い露光時間に相当します。

ASA感度

ASA感度は25~2000です。今のカメラの感度に照らし合わせても、実用レベルの感度が選択できます。

電池ボックス

電池ボックスは、カメラ本体の左側側面にあります。
当時の水銀電池がでてきました。ボタン電池?と言われている形状のものです。
このカメラにあう電圧の電池は売っていないので、変換アダプターを使って、使う方法。
電池を入れなくてもシャッターは切れますので、露出計を持っている人や勘でなんとかなる人はなくても問題ないです。

電池ボックス内は、青カビの発生もありませんでした。
ネットで調べてみると、市内の電気家電量販店に在庫があるということで、早速購入してきました。変換アダプターは、店頭価格で約2500円と結構高め。
変換アダプターとボタン電池(約300円)を入れてみると、露出計がしっかり動きました◎

このカメラは、バッテリーチェックの機能もあります。
ASAを100に合わせシャッター速度をXに、巻き戻しクランプにあるノブをC側に動かすことでバッテリーチェックを行うことができます。

巻き戻しクランプ

巻き戻しクランプは、フィルムを装填し撮影し終わったフィルムを巻き戻す部分。
このカメラの場合巻き戻し終了後、クランプを上げても、裏蓋は開かないような安全設計?になっています。
底部にあるキーを回すことで裏蓋が開く仕組みになっています。

ミラーアップレバー

本体前面にあるレバーの1つが、ミラーアップレバー。
これを操作するとミラーアップが可能になります。通常使用することは無いと思われます。
父親に聞いてもよくわかってませんでした。。

多機能レバー

本体前面のレンズ左側にある大き目のレバーが多機能レバー。
タイマ撮影時は、反時計回りに回すとタイマ撮影が可能になります。

レンズ側に時計回りに倒すと測光を開始することができます。
下側のレバーを「・」→「L」に動かし、レバーを押し倒すと、被写界深度が確認出来るように、絞られたままのロックが可能になります。(マニュアルより)

まとめ

ボディは700g越えでかなりずっしりとします。
若干重いほうが、構えた時に安定するので、自分的にはちょうどよい感じです。
店頭でフィルムを販売しているお店が少ないので、基本ネットで購入する必要がありそうです。
参考までに仙台市内でフィルムが購入できるお店を掲載しておきます。

富士フィルムの白黒フィルムの販売中止となりましたが、今年の秋に再販売するとという報道がでました。FT QLは、人気のない機種でジャック品として1,000~3,000円位で販売されているものが多く、程度のよいものが手に入らない機種ですが、まずはフィルムを購入してちゃんと写るか試してみたいと思います。

それではまた。

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